祖母の名前の入った喪中葉書をもらって
祖母が3月に亡くなりました。
49日や色々な法要を一通り終え、慌ただしく月日が経ち、12月の年末で仕事が忙しくなったときに自分の親から喪中葉書が届きました。
通常であれば友人や会社関係の方からいただき、「○○さんちには出せないね」という会話になるのですが、実の親から自分の祖母の名前の入った喪中葉書が届くと思っていなかったので、少し驚きました。
葉書を見ると、普段以上に感情が入ってしまい、その葉書をすぐにしまうことができませんでした。
普段なら知らない名前の入っている欄に、慣れ親しんだ名前があるのです。
亡くなったことはもう整理がついていたのですが、お葬式の時に自分の身内の名前があると複雑な気持ちになるのと同じ気持ちになりました。
その葉書をしばらくテーブルに置いておきました。自分の名前の書かれた宛先面を上にし、内容の書かれた面は下にして置いていました。
読むとまた複雑な気持ちになりますし、思い出して悲しくなります。でも、どうしてもしまえないのです。
一ヶ月程してからしまったのですが、自分の身内の喪中はがきは非常に重く感じる葉書でした。
勘違いしていたこと
私は喪中ハガキがきたらその家には年賀状を送ったらダメ!だと思っていたんですね。
でもこれは勘違いであり、別に問題ない話だったんです。
喪中はがきは新年おめでとうを言えませんよ〜という欠礼のお知らせであって、
あくまでその家のことにすぎません。
なのでこちから普通に年賀状を準備して送ってもいいんです。
ただ今の日本ではこれが逆に非常識として思われる可能性があります。
間違った常識が広がってしまったパターンですよね・・・。
なのでそれはしませんが、正しいのはどちらかかを知っておくのは重要だと思います。
喪中ハガキをつくりました。
一昨年のお正月に、私の母が亡くなったので喪中ハガキをつくりました。
作成は、パソコン購入時に作成インストールされていた、筆ぐるめというソフトをつかいました(Ver.18)。
まず、送り先を決めます。
私は年賀状を昨年頂いた方へ送ることを決めていましたので、
その方たちの住所に変更はないか、昨年頂いた年賀状を元にチェックしました。
チェックが終わったら、喪中ハガキを頂いている方がいなかったか
最近の郵便物から抜き取っておいたハガキの宛名を、改めて見直しました。
ここまで完了して、自分のハガキを作成します。
作成するにあたっての素材は、すべて筆ぐるめの中にそろっていましたので、まずは、背景画を選びました。
背景画の中でも、可愛らしい雰囲気のあるものを選択しようとしましたが、
上司へ送ることも考え、シンプルで、出来るだけ品のあるものを選びました。
文章には母の名前と享年●●歳を追加し、自宅にてプリントしました。
薄墨の為、やわらかいタッチの文面が出来上がりました。
作成したのは初めてでしたが、年賀状作成するのと同様に作成ができ、とても簡単でした。
でも普段からこうやって自作の年賀状を作っていないとどうしても焦ると思います。
お金をかけずにササッと作ろう
喪中ハガキを出すということは家族など身近な方が亡くなったということですよね。
正直な話、香典やらお花代やらで出費も多かったはず。
お金を出して印刷業者に頼めば楽ちんですが、節約もかねて自分で作ってみましょう。
お勧めの方法は二つ。
一つ目は、ネット上の無料テンプレートを利用すること。
世の中には親切な方がいるもので「喪中ハガキ テンプレート 無料」と検索するとたくさん出てきます。
ダウンロードして名前や住所など必要箇所を変更すれば、手間をかけずにできます。
ありがたく使わせていただきましょう。
そして二つ目。
自宅に年賀状の図柄のCD−ROMは残っていませんか?昔の物でも良いのです。
干支の柄の年賀状などと一緒に、多くの場合、喪中ハガキのテンプレートもついているはずですので、探してみましょう。
デザインが決まれば後は簡単。喪中用の官製ハガキを買って印刷するだけです。
ハガキ代とインク代だけですので、かなり安く済みますし、
用意した枚数が足りなかった時や日にちに余裕がない時にも便利ですよ。
尚、家にプリンターが無い、もしくはあったとしてもインクがない・・・
なんて場合は逆に印刷業者に頼んだほうが早く、安くあがることになるのでそっちがいいでしょう。
今はネット注文でも喪中はがき印刷が安いサービスがかなりありますし、
どこかにお願いすればそれだけで済むので非常に楽ちんではあります。
プリンター、インクがあるのはちょっと昔の年賀状自作世代のみなさんかと思いますので(^_^;)